Complete text -- "卒業おめでとう"

01 March

卒業おめでとう

地元では、高校の卒業式の日です。
小学校の卒業式は、泣いたっけ?
中学校は泣かなかった。
高校の卒業式なんて、歌の歌詞すら覚えてなかった。
どれも、ずいぶん前の話になっちゃうんですよね。
あの頃は、また吹奏楽の世界に戻ってくるなんて思ってなかった…。

中学3年の吹奏楽コンクール。練習の無理がたたって全然満足いく演奏ができない僕への最後の一撃、ある審査員の講評。
「チューバの音が汚い」
50人程いるプレイヤの中で、たった一人に対する一言。
その審査員は、どんなことを考えながらその文字を書いたんだろう?

それでも、中学校の卒業文集には、確かチューバのイラストを書いていたはず。
高校3年間は、あまり吹奏楽と縁がない生活をしていたけれど、大学生になってまた一緒に遊ぶようになった先輩たちと、「イッチョ、吹くか!」って感じで、レイクを立ち上げました。

吹奏楽から「卒業」するときってくるのかな?
以前、お姉に「100%満足できる演奏ができたら、音楽やめるよ」って話をしたことがあります。
僕達はプロじゃないから、お金儲けのためではなくて、自己満足のために音楽してる。でも、いつまでたっても100%満足できる演奏ができないから、
「こんどこそ、こんどこそ」
って思いながら練習してるんだと思います。
中学や高校と違って、僕らには卒業はない。自分が満足できるかどうかが、ひとつのポイントだと思ってます。

中学のとき、満足いく演奏ができないことで、僕は吹奏楽から逃げ出しました。
今は、逃げない。年々衰えて行く身体?にむち打って、ひたすら何かを追い続けて行きたいな、そんなことを考える、卒業式の日です。



卒業おめでとう。
オマエらとの数々の演奏、ショウ、忘れてないよ。
また一緒にやろうぜ。今度は、俺もプレイヤだけど。

久々に、「関西マーチングフェスティバル」のビデオでも、見ようかな。
12:53:16 | shindai | | TrackBacks
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