Complete text -- "パッチギ!"

28 January

パッチギ!

シネカノン配給の映画、「パッチギ!」を見てきました。
パッチギ!公式サイト

シネカノンは、昨年ヒットした「誰も知らない」や、「ゲロッパ」をはじめとして、
多くのいい映画を世に出しています。この「パッチギ!」の監督は、あの暴言監督?井筒さん。テレビではとんでもない人のようにも見えますが、なかなかいい映画を作る人です。

詳しいことは、公式ページを見てもらえばいいと思うんですが。
僕が「パッチギ!」を見に行こうと思ったのは、何を隠そう(隠してないって)、
大友康平さんが出演されているから。某所でそのことを知って、「音楽が、この映画のキーワードになる」ってことを読みました。

話の骨格は、京都を舞台にした、日本人と、在日朝鮮人の話です。展開的には、「ウエストサイド・ストーリー」を思わせるところもあります。その流れの中で、音楽が重要な意味を持っています。

やっぱち、音楽って、パワーがあるなぁ、と思いましたね。

さて、いまから見ようと思う人のために、すこし予習を。

作品中で何度も流れる「イムジン川(河)」という歌。
もともとは朝鮮(韓国かも?)でヒットした曲だそうです。
朝鮮半島のほぼ中央を流れるこの川は、ひとつの半島を南北に分断しています。
川の向こうは、たとえ肉親であっても、あうことすらできない、運命の川です。
いつか、この川を超えて、もう一度大切な人たちと会いたい、そんな歌だそうです。

なので、朝鮮人、韓国人の人たちは、この曲にはすごい思い入れがある。

1960年代に、日本でもこの曲がレコーディングされ、プレスも終わり、後は発売を待つのみ、というところまでいっていたそうです。それが、(理由はともかく)
政府からの圧力があり、発売が取りやめとなり、放送もされなく(できなく)なった。そんな歌です。

さて、この「パッチギ!」。ロケの大半は京都で行われていますが、
学校のシーンは比叡山高校での撮影です。ということは、
吹奏楽部のエキストラは、吹奏楽部さん♪
知った顔も映っているかも。

さらに、草津の県立短大跡地や、膳所の打出病院も撮影に使われていたそうですよ。
23:59:00 | shindai | | TrackBacks
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