20 January

Hound Dog

知らない人以外は、みんな知ってるんですが。

Hound Dog、というバンドが好きなんです。
デビューしてもう25年もたつバンドです。
メンバーもそろそろ50代に手が届くようなおっさんです。

最近は、ちょっと世間ウケしないんですが、
ピーク時には東京ドーム、武道館15days、西部球場5days、
大阪球場5days、大阪城ホール＋神戸ワールド記念ホール10days、
人口５万人以上の街は回れる限り全部回るという207本のツアー、
などなど、世間をにぎわせたバンドです。

そんなHound Dogが、DVDを出しました。
４枚組で15,000円、という、お高い商品ですが。
でも、なかなか価値ある作品です。

まず最初に、10年越しに行われた夏イベント「夢の島」を見ました。
夏祭り的にな位置づけのイベントだったので、観客だけでなく、
メンバーも楽しんでいるのが伝わってきます。
表情からして違います。

次に、昨年６月の渋谷公会堂での「Sky Tour」の最終日を見ました。
Hound Dogには珍しく、音楽以外の演出がなされたライブでした。
特に、VJによる映像もフューチャーされ（このツアーの影響を受けて、昨年のレイクの演出があったわけです）、そのため演奏の制約等も多く、ライナーノーツにも、「いつも以上に緊張した」というようなことが書かれていました。

なにより、ライブ前半のメンバーの表情は、怖いくらいに本気です。
さすがに後半はリラックスしているのがわかりますが、
キメ曲ではピリピリした様子が伝わってきます。


音楽を楽しむ、というのはものすごく大事だし、それが基本だと思いますが、
やるときはやる、という本気さは、
プロでもアマチュアでも、
ロックでもクラシックでも、
大事なことだなぁ、と痛感しました。