Archive for 04 October 2004

04 October

成長期

一時期と比べて、楽器を吹いている時間が充実してきました。
まずは時間的な充実。遅れてでも練習に行ける生活パターンになったことと、
このあいだも書いた、レイク以外の活動のおかげで練習量が増えました。

あともうひとつ。考えながら演奏できるようになってきました。
これってすごく大事だと思ってます。

例えば、猫が鍵盤の上に飛び乗ったらピアノは音が出ます。
水たまりにしずくが落ちれば、音がします。
同じように、それなりのアンブシュアで楽器に息を入れれば、
管楽器も音がします。
でもこれは音楽ではなくて、ただの「音」ですよね。

どんな音を出そうとか、切り際はどうしようとか、音程はどうかとか、
周りとのバランスはとか、そういうことをいっぱいいっぱい考えて吹くと
ただの「音」が「音楽」に近づいていくんじゃないでしょうか。

さらに言うと、「1と3を押さえるとC」っていう理由だけで吹いた音は
タダのCだと思います。
「Cを吹こう」じゃだめで、音楽の中のCは
「こんな音程で、こんな音色で、こんなアタックで、こんなサスティンで、
こんなディケイで…」てな感じで、言葉で表せないような具体的な音のイメージを
持って吹くことが大事なんだと思います。

ただ、それを一瞬のうちに、全ての音について考えながら曲を演奏するなんて
不可能です。となると、「音のイメージ」ではなくて、「曲のイメージ」として
考える必要がある…。

まだまだ未熟ですが、少しずつ「考える」ことを実践していっています。
13:04:20 | shindai | No comments | TrackBacks