Complete text -- "東京スカパラダイスオーケストラ@守山市民ホール"

27 March

東京スカパラダイスオーケストラ@守山市民ホール

東京スカパラダイスオーケストラの「Answer」ツアーに行ってきました。
会場は、通いなれた守山市民ホール。

普段、吹奏楽のイベントのときには搬入口の横に車を止めて、
エッチラオッチラと機材の搬入をしたりするんですが、さすがに今日は、一般駐車場(それも、開演ぎりぎりに行ったので、砂利の臨時駐車場)でした。

いつもなら、事務所や舞台袖で顔見知りのホールスタッフさんと談笑するところを、さすがにいそいそと自分の席へ。ありがたいことに、16列目のど真ん中。ほぼ審査員席。「ライブ」としてはいい席とは言えないかもしれないけど、最近は照明やPAなどの機材にばかり目がいくので、僕にとってはベストポジション。
スカパラは初参戦。かなりしっかりとスモークが焚かれ、すでにホール内は「ライブを楽しもう!」という雰囲気が充満していました。
非常灯も含めてすべての明かりが消え、メンバーが登場。常連らしきお客さんたちはすでに興奮状態。メンバー名すら知らない僕も、ヨッコラセと席を立ち、1曲目が始まるのを待つ。

ここから先は、よく覚えてません。何しろ、曲のタイトルもわかりませんから。印象に残っていることは、とにかく、メンバーが楽しそうだってこと。それを見ている客席は、もっと楽しそうだってこと。その客席の声援で、もっとメンバーのテンションがあがっていくこと。確かに、ステージの上にいる人がプレイヤで、こちら側はお客さんです。でも、音を頼りに、お互いのテンションがどんどんあがっていくという、一種の駆け引きのようなものがありました。

音楽のスタイルを否定する気はありませんが、多くのクラシックがステージから客席への一方通行なのに対し、Popになればなるほど、双方向になるような気がします。単におとなしく音楽を聴くだけでなく、自分自身もホール内の盛り上がりに参加できる、そういう非日常性を求めてやってくる人も、たくさんいるんでしょうね。

「盛り上がる」というところまで行かなくても、CDではない生の演奏があって、プレイヤの表情が伝わる、というスタイルは、普通の生活ではほとんど体験することができないことです。単に楽譜をなぞるだけでなく、表情がある演奏ができると、その楽しさは自分だけではなく、多くの人に伝わるんだな、と感じた夜でした。
23:59:00 | shindai | | TrackBacks
Comments
コメントがありません
Add Comments
:

:

トラックバック