Complete text -- "「レイクをよく知る」"

21 February

「レイクをよく知る」

レイクのメンバーに向けた、「気持ちの整理」です。

ケンカしようってわけではありません。
メンバー以外の方は、気分を害されるかもしれませんので、
読まれないことをオススメします。
#メンバーでも、気分を害するかも…。

いつも以上に、「無責任もーど」です。
単に「小説を読んだ感想」みたいなもんですから。

え、まず。
「レイクを良く知る者」さんは、正しくは
「過去のレイクを良く知る者」さんではないかと思います。
「サウンドが違う」「メンバーが違う」ということは、今に始まったことではないですから。

そもそも、音楽なんてものは、音を出した瞬間に新しいところに向かっているわけですよ。
まったく同じことなんて二度とできません。
過去と同じなことはできませんし、過去と同じである必要はないです。はい。

もしかすると、精神面ではどうか、ということなのかもしれません。
こればっかりは、かなり個人的な領域だと思います。
ずっとレイクを続けている立場として、過去と同じSpiritsで活動しているか…。
これも、過去と同じではないです。でも、この15年の活動の上に、今の活動があり、今後の活動があります。
自分自身、過去の精神の延長線上に、今の精神がある、と思ってます。
だから、今の僕自身の音楽活動の中には、過去の自分の精神が宿っています。
そういう意味で、変わったとも言えるし、変わっていないとも言えます。

最近メンバーになった人には、昔のレイクのSpiritsなんてわからないのかもしれませんが、それでもいいと思います。
宗教ではないので、「教祖様の教えに賛同、共感できる人」を対象にしているわけではありませんよね。
自分が知っているレイクがあって、そこで一緒に活動したい、と思う人が集まってきてくれている、と思います。
「類は友を呼ぶ」です。
だから、もし「自分の「類」と違う…」という違和感を強く感じるようになった人は、
レイクから離れて行くのも仕方ないことです。寂しいことではありますが。

個人的(きわめて個人的)には、過去のレイクは「技術の稚拙さを、雰囲気で誤摩化す演奏」だったと思ってます。いわゆる難曲は演奏できない、ポップスもできない。
でも、お祭り騒ぎのような雰囲気で、強引に客席まで巻き込んでしまうようステージングは、客にウケた。
僕自身も、「これがレイクのサウンドだ!」なんてことを言ってました。
「OSBにはこんなことはできないだろ!」なんて思ってました。

でも、それは下手なことを誤摩化すための仮面でしかなかったと思います。
事実、大津吹奏楽団がポップスコンサートをやるようになったとき、僕は本気で
「ヤバイ…」と思いました。
技術力もあり、演出もきちんとされ、ネタも本気で練習している。
このままだと、「レイクの位置」がなくなる、と焦りました。

まぁ、レイクもいろいろ幅広い活動をしたおかげで、
「もっと上手くなりたい」
「ばっちり仕込まれたステージをしたい」
という思いをもった人が増えたんだと思います。
技術的に成長をしようとし、演出も手の込んだことをするようになりました。
結果的に、「気軽に町内で演奏」ということはなくなってしまったのは残念ですが、
その分、年数回のステージは、かなり本気モードで取りかかれるようになりました。

そう、最近のレイクのステージングは、本気モードです。
ネタのための練習も本気ですし、(個人的には)演出のための出費も惜しみません。
#どこのバンドに、「演奏会で使うから」という理由で
#40万近いプロジェクタを買うバカがいますか?
でもこれは、間違いなく、15年前の精神が宿っています。
僕が未だに覚えていることは、
「他のバンドにないバンドを作りたい。
 他のバンドがやらないことをしたい。」
という15年前の言葉です。

悪く言えば、「学芸会バンド」ですよ。高校の定期演奏会みたいなもんです。
いい大人が、本気で学芸会のネタを仕込んでいる。
適当に誤摩化してしまうのではなく、細かなサウンド作りをして本番に挑んでいる。
ここまでやっているバンドは、少なくとも半径30キロ以内にはないです。


「レイクを応援していただけに少しショックです。」という一文にかなりひっかかるんですが。
一体何がショックなんでしょう?
サウンドが変わったこと?
 サウンドが変わると、ショックなんでしょうか。

メンバーが変わったこと?
 レイクでなく、ずんやさんを応援されていたのでしょうか。

過去を知る人だからこそ、今のレイクを応援してほしい、と強く思います。


P.S.
 CCOのライブで、レイクを離れられた人たちが別のバンドでも
楽しそうにステージに乗られているのを見て、こっちも楽しくなりました。

 家族そろって子連れでライブに来ている元メンバーの二人をみて、
こっちも幸せな気分になりました。

 彼らがレイクのステージを見てくれたときに、
「レイクに残ってるヤツら、一生懸命続けてるなぁ」って思って、
「俺たちも、自分たちのステージで家庭で、一生懸命やっていこう」って思ってくれるのを信じてます。

僕も、一生懸命やります。みんな、自分の「ステージ」で、一生懸命やりましょう。
13:55:18 | shindai | | TrackBacks
Comments

うえきゅう wrote:

まぁ、確かに引っかかるわな。あの一言は。
バンドに対する考え、思いはバンド内外を問わず、人様々やろうね。
ただ、ずっと言ってることですが、バンドに対して一番思いを反映できるのは、今「やってる」人なんじゃないでしょうか。「やって」なければその思いは一方通行、或いはただ単に思ってるだけになると思うよ。「やれる」状況をなかなか作れないこともあるでしょうが。
大事なのは、今の団員或いは「やってる」人達が、自分達の今に対し自信を持ち、そういう一言を反発や、避けるんじゃなくて、ちゃんと受け止められるようになれるかどうかと思うけどね。
02/22/05 19:42:53

古株のお姉 wrote:

レイクはまだまだ進化して行くよ!
若いメンバーは頑張ってるよ。 
昔にしがみ付く人もいるやろし、流されてやってる人もいるやろし・・。
私は、そこで止まっていたら何も変わらないし、バンド内の問題等、解決策も見つからないと思う。
15年の間に色々考えたり悩んだり試行錯誤してきたから、今のレイクが有ると私は信じてやってるし、これからも続けられるまで頑張るよ!
進化していくから楽しいと思える様になったし、今は思ってます。
他のバンドに出来ないサウンド、他のバンドに出来ないステージをしたい・・
私も15年、まったく変わってないよ!

P.S. ← ちょっと真似て見た・・。
 私の文面もちょっと反感買われるかもしれんなぁ・・。
昔を否定してる訳ではないし、昔が有るから今が有るんやけど。
続けてきた私にとって15年続いた過程が大事やし、その過程を次の世代に受け渡して、どんどん新しいレイクに成って行ってほしいと願いながら、バンド活動してます。
意見を受け止めるのも大事、受け止めて進化していくのも大事やと思います。

あぁーーなんか旨く書けんわ。
意味わからんかったら聞きに来てーー!
02/25/05 11:43:42
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